第773回 念仏者へのお手紙 その3

 平成19年 11月15日〜

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親鸞聖人からのお手紙の その一つ

真宗大谷派東本願寺に残っている 笠間の念仏者へのお手紙。
(笠間の念仏者の疑いとはれたる事)を拝見し、ご紹介していますが、
今回は 最後の部分を現代語訳でご紹介します。


 笠間の念仏者が疑問に思い お尋ねになった事 その3

(この信心の人を、「真の仏弟子」と申します。・・・・・の後)

この人を本願を信ずる心の定まった人とするのです。
この人は、如来の救いにあずかった人ですから、金剛心すなわち金剛石のような
尊貴な心を得た人と申すのです。


この人を「上上人とも、好人、妙好人とも、最勝人とも、希有人とも申す」のです。
この人は、必ず仏となるべき身である正定聚の位につき定まった人であると、
知らなければなりません。

ですから「弥陀仏と等しい人」と、お説きくださっております。
これらのことによって、真実信心を得たからこそ必ず真実の浄土に往生するのであると、
知らなければなりません。


この信心を得ることは、釈迦・弥陀・十方の諸仏たちのお力とお育てによって賜るのであると、
知らなければなりません。
ですから、「諸仏の御教えをそしってはならない。念仏以外の善い行いをつとめる人を、
悪くいってはならない。

この念仏する人を憎み非難する人をも、憎んだり悪くいったりすることがあってはならない。
その人たちに哀れみをかけ、悲しむ心をもつべきである」とこそ、法然上人は仰せられたのであります。
あなかしこ、あなかしこ。


 如来の御恩の深いことは、仮の浄土である懈慢界や辺地に往生し、
あるいは名だけの浄土である疑城や胎宮に往生する人さえも、阿弥陀如来の御誓いの中の
第19の願、第20の願の慈悲があればこそ、やがて必ず真実の浄土に生まれて
涅槃の楽しみに目覚めていくことができるのです。


ましていわんや、真実の浄土に生まれて大涅槃のさとりを開く身となるその御恩の、
どんなに深く大きいことかを、よくよく思い知るべきであります。


このことは決して、性信坊やこの親鸞があれこれ配慮して申しているのではありません。
決して、決して。


 建長七歳十月三日 愚禿親鸞、八十三歳これを書く 

とあります。

真実の浄土へと ご一緒したいと思います。

妙念寺電話サービス お電話ありがとうございました。

 次回は、11月22日に新しい内容に変わります。

         


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