第909回 転じられて 〜生活信条のこころ〜

 平成22年 6月24日〜

妙念寺電話サービスお電話ありがとうございます。

親鸞聖人の750回大遠忌が 近づきましたが、50年前 
大谷本廟での親鸞聖人七百回大遠忌法要での「御満座の消息」 
当時の御門主 勝如上人(前門様)がお示しになられたものが
「浄土真宗の生活信条」です。


一九五八(昭和三十三)年四月十六日に発布されたということです。

一、み仏の誓いを信じ 尊いみ名をとなえつつ 強く明るく生き抜きます

一、み仏の光りをあおぎ 常にわが身をかえりみて 感謝のうちに励みます

一、み仏の教えにしたがい 正しい道を聞きわけて まことのみのりをひろめます

一、み仏の恵みを喜び 互いにうやまい助けあい 社会のために尽します

この四つの項目は 私が日常生活で 心がけていくこと 
高校野球の選手宣誓のように 努力目標、先だった先輩たちが 
この私に期待する内容であろうと味わってきました。


しかし、このところ 違った味わいをしています。

よく お聴聞して お念仏をしておられる方と接していますと、 
世間の価値観だけで生きておられる方と違って この生活信条に示されたように 
生きておられる方が多いということです。


お念仏の人は 一生懸命励んで こうなったのではなく 知らず知らずに  
このような生き方に、転じられてきたのではないかと 味わえてきました。


そうすると 生活信条の読み方も 「私が努力します」 と いうのではなく 
お念仏に  出あった人は 「こんな生き方に変えられていく 転じられていきますよ」と 
お念仏の喜びを実感された方が 私たちに教えていただいているのだと 
味わえて来ました。


そして お念仏に遇うことのできない方は 悲しいことに これとは 反対の
生き方しか出来なくなってしまいますよとの 呼びかけにも聞こえます。



一、み仏の誓いを信じ 尊いみ名をとなえつつ 強く明るく生き抜きます

すべてのものを救わずにはおかぬとの み仏の誓いを聞き これは私のためだったと  
南無阿弥陀仏を称えて生活している方は 強く明るい生き方をされる方が多く、  
金だ地位だ名誉だ健康だと、世間の価値観だけで生きている方は、逆に 辛く苦しく、
暗い人生になっている人が多いのではないですかとの問いかけです。


一、み仏の光りをあおぎ 常にわが身をかえりみて 感謝のうちに励みます

阿弥陀さまのお話を聞いて お念仏の生活をする人は 自分の言動や姿が
よく見えるようになって 他の人ばかりを批判して 愚痴の多い生活ではなく 
多くの方々の 思いやりや はたらきが感じられてきて 感謝の多い生活を 
生きがい多い人生を 送らせていただく方が多いのではないですか。


一、み仏の教えにしたがい 正しい道を聞きわけて まことのみのりをひろめます

お聴聞を繰り返している方々は 自己本位の欲望の充実が 目標ではなくなり   
人間としての喜びの生き方が見えてきて 自然に周りの人々を 感化していくことが
できるものです。


一、み仏の恵みを喜び 互いにうやまい助けあい 社会のために尽します

何でも当たり前 不平不満の人生から この私ほど子供の頃から今に至るまで   
多くの方に助けられ、見守られ可愛がられている者はいなかったと 感じられてきて、 
周りの方々を尊敬できるようになり、周りの人の素晴らしい能力にも気づき、
自分も自分で出来ることを、損得抜きに 少しづつ 実行できるようになり 
周りの人々が喜ぶ姿が喜びと思える私に 転じられていくように感じられるものです。


私の努力 はたらき以上に 私以外の方々や 先輩や自然が この私を育もうと
頑張っていただいているという事実に気づかされ 感動する生活が始まるものです。


それが お念仏の力 阿弥陀如来の願い 私の大事な人の願いであると 
味わえる人生になるものです。


生活信条は お念仏の人が 生きていくときに感じられてくる喜びを 
変えられていく自分の姿を指し示めしていただいたものだろうと 感じられてきました。


妙念寺電話サービス お電話ありがとうございました。
次回は 7月1日に新しい内容に変わります。




         


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