第919回 遠い国でも  〜青木グスタボ・ハビエルさん〜

 平成22年 9月2日〜

玄関に 知らぬ方から 茶色の封書のメール便が届いていました。

開いてみると DVDが 同封されており、20年近く前 京都の仏教学院で
知り合った、アルゼンチンからの留学生 青木グスタボ・ハビエルさんからの
手紙でした。


アルゼンチンの陸軍の幼年学校出身だと 聞いた記憶がありますが、
非常に積極的で よく 「お聴聞にいきましょう」と 誘われて
あちこち同行したことがありました。

卒業後4〜5年経過して ある日、突然に訪ねて来て そのまま泊まっていった
こともありました。

8年前 アルゼンチンに念仏道場を開きたいと 仏具や・衣類・茶器類の
寄贈を求めてから、しばらく音信不通でした。


 届いた手紙によると 2003年 アルゼンチンに帰国、
「風来坊念仏道場・レスト・喫茶店」を開き 5年間、続いているとの便りです。

この五年間で 私の願いどおりの念仏道場ができました。
その中心がやはり、お念仏です。。。。。。

どうしたら、お念仏をもうさせていただく身にさせていただくか、
どうしたらお念仏が称えやすくなるのか
色々検討し、色々なことに挑戦しました。その結果を皆さんと分かち合いたい、
また考えていただきたいそれが

 風来坊念仏道場JAPANツアー 2011年と、勝手に読んでいます。

日本から一番遠い国で、お念仏の声が響いている。。。。。。

まず、簡単なことから始めるのが基本です。称えることが難しいのなら

まず、聞くことから始めるべきだということに至りました。

では、どういう形にしたら念佛が常に聞くことが出来るのか。?。
仏教の他宗、日本仏教、チベット仏教、ヒンヅ教、キリスト教と
新しい親しみでやはり、同じ目的で現代に合った音楽を捜し求め
その研究の成果を 念仏の会で試してみて、ロックからインド古典音楽の
第一人者になったカルロス。ガロファロ氏と 出あって 毎週一回 2時間の
 
念仏の会を開いています。・・・

との便りです。


送ってきたDVDには 南無阿弥陀仏の大きな名号を背にして 新しい自作のメロデーで
正信偈を歌い演奏するカルロスさんの姿が 映されており、日本でもこの演奏に合わせて
法要をしませんかとの お誘いです。


その手紙には 念仏道場のホームページのアドレスも書かれており、
アクセスすると 全部スペイン語ですが、食べ物のメニューには
カツやラーメンの映像があり、仏教や仏像 歴史や実践などが 書かれていました。

言葉も習慣も価値観も違う 異国で お念仏の教えに生きようとする
もう中年になったであろう青木氏に エールを送りたいものです。
そして 当たり前になっていますが すぐ近くに お寺があり お念仏があり
お仲間がいること 言葉が通じることが どんなに有難いことかと 
味わわせていただきました。


お念仏は 日本人だけのものではなく スペイン語の国でも 英語の国でも
着実に はたらいていることを 有難く味わっています。

妙念寺電話サービス お電話ありがとうございました。
次回は、9月10日に新しい内容に変わります。

 風来坊念仏道場のホームページ
   http://furaiboba.com.ar/ です。

 インド音楽のカルロス氏のページは
   http://www.carlosgarofalo.blogspot.com/ です。


         


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