第951回 修正プログラム 〜法座案内は 修正ソフトのお知らせ〜

 
平成23年 4月14日〜

テレビの情報番組を 好きな時間に 確認するために コンピュータを 
使って録画していました。


ちゃんとした録画装置を購入すればいいものを、簡単で小さな外付けの受信装置を使って 
必要なところをチェックしていました。


ところが、41日から 「チャンネルが確認できません」とのエラーメッセージが出て 
さっぱり役に立ちません。

「安物買いの銭失い」という ことわざを 思い出しながら、何度か試してみましたが、
相変わらず 同じエラーメッセージが出て、購入から一ヶ月で使えなくなり、やっぱり
これは、小さなおもちゃだったのかと、あきらめていました。


朝、コンピュータを 起動させ いつものように ウイルス対策ソフトが自動的に
新しい情報を受け取るのを 待っているとき、ことによると このテレビの受信装置にも、
修正プログラムがあるのではないかと、思い当たりました。

331日までは 録画が出来、41日から駄目だということは、NHKのBS放送の
チャンネルが変更になったことに関係するのではないかと、ダメ元で探し始めました。


デジタル時代になって、飛躍的に成長した会社なのか 馴染みのない会社のサポート
ページにやっとたどり着き、数多い機種の中から、目当ての機種を選びましたら、
49日付で、バージョンアップのプログラムが、表示されています。

試しにダウンロードし、インストールしてみましたら、あっけなく問題は解決して
しまいました。


修正プログラムは、お知らせが来て あるものは自動的に、あるものは選択して
インストールするものと思っていましたが、自分で探しにいかねばならないものも
あることを知りました。


ちょうど、お寺で開く、勉強会開催のご案内を出している時でしたが、お寺の法座や
勉強会は、この修正ソフトがありますよとのご案内と同じではないかと、こじつけて
考えています。


私たちは、毎日、いろいろと悩んだり迷ったりしながら、右へ進んだり左へ進んだり、
立ち止まったり、自分の考えで行動しています。あるいは 気づかずに 後になって
後悔する毎日です。


時代が変わり、周りが変化するに従って、これまでの経験や知識では予想も
しなかったことで衝突したり、良かれと思ったことが逆に相手を傷つけたり、
問題が次々に出てくるものです。


子どものころからの教育や経験などの蓄積だけでは、解決出来ない新たな問題、
この時代に生きている人間、みんなが同じような悩みや苦しむ、共通の問題があるはず、
それを修正するために、宗教があり、お寺があり、法座があるのではないかと、
思いつきました。


自分は大丈夫と云わずに、お寺から法座や常例や勉強会のご案内が届いたら、
「修正ソフトがありますよ」とのお知らせと、思って是非是非、お出かけ
いただきたいものです。


そして、バージョンアップしたプログラムを受け取りインストールすれば、
簡単に問題は解決するのに、それを知らずに、ひとり悩み、苦しんでいるのでは
ないかと、思います。


南無阿弥陀仏は、人間を真実に生きていける基本ソフトのパスワードではないでしょうか。
しかし、受け取る私の方は、時々は修正が必要です。


どうぞ、定期的に修正プログラムをお受け取りいただき、南無阿弥陀仏を口にし、
耳に聞きながら、喜び多い生き甲斐ある毎日をお送りください。


妙念寺電話サービス お電話ありがとうございました。
次回は、421日に新しい内容に変わります。

         


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