'99-Autumn
'99-Autumn

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季節
タ イ ト ル
掲載 期日
のり漁場の視察 ’99.12.10
秋色深い山里 ’99.12. 1
炎の祭典… ballon fiestaフィナーレ ’99.11.23
赤いじゅうたん…シチメンソウ ’99.11.13
海苔のシーズン パートU ’99.11.11
11月は海苔のシーズン ’99.11. 1
夏のなごり…カボチャ・ナス ’99.10.24
そして秋、秋 ’99.10.10
秋、たけなわ ’99.10. 1
佐賀平野の秋 ’99. 9.19

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12/10 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
のり漁場の視察
のり漁場の視察
 12/10は、県議会議員さんの有明海のり漁場の視察がありました。
 県所有の取締船と試験船に分乗して、整然と区割りされた漁場を見て回りました。年間 200億円を 生産する宝の海は穏やで、議員さんは「まるで、海の畑だな」と感嘆しきりでした。
 今年は暖冬でやや不調ですが、秋芽網が終わり、冷凍して満を持した冷凍網の摘み取り開始を数日後に 控えて、黒くて艶やかな海苔が、網目にびっしり伸びていました。
 これからは、10数日毎の摘み取りと製品化の連続で、のり漁家にとって正月休みもない早春までの、 徹夜作業がつづきます。
(12/10 有明海の海苔漁場にて)

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12/ 1 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
秋色深い山里の風景
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秋色深い山里
 …山は、どちら側が表なのでしょう…
 ふるさと相知から南側に、いつも眺める八幡岳(はちまんだけ)の、その 向こう側、つまり南斜面を車で佐賀に向かいました。

 穫り残された柿の実が透き通るような赤味を増して、櫨(ハゼ)の木が、 すっかり霜にやけて見事な紅葉を見せていました。遠く、佐賀平野にかかる天山には初雪らしい雪冠が煙って見えました。

 山里はすっかり秋色を深め…と言うか、早くも冬を迎える準備を整えたようです。
 1900年代の最後の 冬を刻むのです。

(11/28 多久市西多久にて)

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11/23 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
night ballon …フィナーレ
炎の祭典… ballon fiestaフィナーレ

 11/19から 5日間、佐賀市の嘉瀬川河畔で繰り広げられた ballon fiestaが、今年はほぼ順調な日程を 終えて最終日を迎えました。
 閉会式は、夜間係留のバルーンと別れを惜しむクルーのバナーの放炎が彩るなか、来年は21回目として 11月1日からの日程が発表されて 再会を誓い合いました。
 僅かなメンバーの"道楽"として始まったこの催しも、今年は、20ヶ国から120機の参加のもとに、すっかり 国際競技大会として根づきました。そして、数十万の観客にメルヘンの世界を楽しませてくれました。
(11/23 FINAL-international baloon fiesta)

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11/13 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
シチメンソウ…一帯は赤一色
赤いじゅうたん…シチメンソウ

 昭和天皇が昭和62年に全国植樹祭が開催された折りに立ち寄られた、有明海に面する東与賀海岸一帯で、 今、シチメンソウが見事に紅葉しています。
 この海岸で堤防補強工事が計画された際に、最後の行幸の地であるシチメンソウ自生地の存続が 心配されましたが、工事に伴い移植されて、付近一帯は満潮時には汐がひたひたと満ち寄せる沿岸道路公園と して整備され、その面積も数倍に増えて、沿岸約 1.7qに赤いじゅうたんを見ることができるようになった ものです。

 紅葉は例年より一週間ほど遅れ気味ということですが、来週いっぱいは大丈夫でしょう。

(11/13 有明海・東与賀海岸にて)

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11/11 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
ノリの収穫…本船への搬送
海苔のシーズン パートU

 有明海のノリの摘採が始まりました。10月初旬に種付けをしたノリの芽が15p程に伸びました。 摘み採ったノリが太陽光線で変色するのを避けるため、ノリの摘採は夜間か早朝に、本船から箱船に 移って、バリカンのような摘採機でノリの芽を刈り取ります。

 摘採したノリは本船にパイプで吸い込み、また港からはタンク車で自宅に運び込んでの乾燥作業が 続きます。昨夜のノリ士は「一番摘みは今夜でおしまい。今年は良いノリが取れた。」と えびす顔で、ここ 4日ほどはあまり寝ていないという髭面も、「明日は呑みに行ける」と楽しみなようでした。

(11/11 有明海のノリ漁場にて)

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11/ 1 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
花海苔間近か…海苔網の洗浄
 
11月は海苔のシーズン

 有明海では、10月初旬に種付けをしたノリが順調に育っています。日本一の販売額を誇る佐賀海苔は、 今年は例年にないほどの好気象、水温、栄養塩に恵まれて、まもなく『花海苔』と呼ばれる初摘採を 迎えます。

 今、有明海一面にノリ網が展開されて、僅かな干潮の時間を利用して、ノリ網の一枚一枚がJet噴流で丁寧に洗浄 されています。 4〜5pに伸びている新芽は、あと 1週間ほどで摘み採られ、10日頃には製品化されて『花海苔』 として、親類縁者にお裾分けされることでしょう。

(11/ 1 有明海のノリ漁場にて)

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10/24 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
季節はずれのナスの花
 
夏のなごり…カボチャ・ナス

 今週は表紙写真の撮影行に出掛ける余裕がなくて、二日酔いのまま実家のまわりで素材を探していると、 収穫の終わった畑にカボチャの花をみつけました。

 更に見渡すと、摘り残したナスはまだ元気に実をつけて、あちこちに花が咲いています。しかも、 まだまだこれから実をつけようかという勢いです。

 朝夕は、肌寒いような冷え込みですが、これらの花は食卓に届くまで実ってくれるのでしょうか…

(10/24 相知町佐里の実家にて)

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10/10 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
コスモスに戯れる蝶
 
そして秋、秋

 県庁前の名物の桜並木も紅葉が始まりました。お濠のガチョウたちも、深まる秋の日射しを惜しむように 毛づくろいに余念がありません。

 実家の休耕田を埋めつくしていたコスモスも最後の盛りを誇っていますが、そこにも又、一抹の寂しさが 漂います。
 ただ花から花へ。蝶だけが忙しく立ち働いていました。佐賀平野もいよいよ刈り入れの季節を迎えますが、 県内各地では、例えば「九」のつく日毎に「供日(くんち)」と称する秋祭が、 どこがて行われることになります。
 収穫前後の英気を養う、一つの区切りだったのでしょう…

(相知町佐里の実家にて)

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10/ 1 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
懐かしい運動会の風景
 
秋、たけなわ

 実家の裏庭の栗もいい季節を迎えました。昨年、少し思い切って屋根に差し被る枝を落としたので、今年の 実は大きいようです。

 そんな日曜日、佐賀市内の小学校の運動会をのぞきました。校門にやって来た露店の懐かしい光景に 惹かれてのことです。

 伝統を誇る市中心部の学校は、ドーナツ現象ですっかり子どもの数も減ったようですが、元気な歓声と どこか悲しくなるように澄み切った青空とが、すっかり郷愁をそそります。

(佐賀市勧興小学校 校門にて)

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9/19 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
色づいた稲穂と八幡岳遠望
 
佐賀平野の秋

 撮影日は、34℃を記録するという真夏日並みの天候でしたが、さすがに朝夕はひんやりするように なりました。
 今年の稲の出来は、夏の天候不順が影響して、やや不良のようですが、佐賀平野の稲穂もどうにか色 づいて、重みを増してきたようです。
 どこまでも続く水田を遠くに囲む天山山系と八幡岳には、すっかり秋めいた青空が広がっていました。

(9/19 撮影 穀倉三日月町にて)

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