茶屋店主より一言



TASMACさんよりお贈りいただいた「朱夏の里」。
当方の都合によりお贈りいただいた日より大幅に遅れてしまいましたが、
ようやくこうして茶屋特別展示室にて公開することができました。。

そう、TASMACさんが自身のサイト(第2TASMAC-NET)のTOPにて、あかりちゃんに
問い詰められてた(1999.10.27現在)作品ってのが実はこれです。(^^:;;;
公開が遅れてしまったことに対し改めて陳謝。
そして当方の希望をかなえる形で、こうしてマルチ主役の一編を書いていただけた
ことをとても嬉しく思います。本当にありがとうございました。

さて、こうしてTASMACさんよりお贈りいただいたこの作品ですが
実は初めて通読させていただいた際に、

”う、うわあ〜、す、すげえ気合いが入ってる。これはハンパな作り込みじゃねえ
 文章方面にはまったくの素人のオレが読んでても、これがいかに作り込まれた作品か、
 そしてここまでの形になるのにどれほどの労力を要したものかがわかるような気がする…。
 贈答品ですってことでTASMACさんよりお贈りいただいたけど、こんな大作を公開する
 場所が、果たして、ここ(茶屋)でいいんだろうか…。

と、しばらく考え込んだりしたものです。
もっとも今は「へっへっへっへ、やっぱ自分ちでお気に入りの作品を公開できるってのは
いいよなあ」、などと顔がにやけてますけどネ。(笑)

 頼りなさそうな様子、危なっかしくてつい手を貸したくなる。そんな雰囲気を持つ彼女
だけど、自らの判断基準を持ち、自らが決めたことを強い意思を持って貫き通す。
 初めてPC版をplayしたときから、これから生まれ出る妹たちのため、眩しい朝日の中、
精一杯の笑顔で玄関をあとにする彼女の姿を見た時から、オレの心のなかでマルチは
そういう存在です。
 そしてこの作品にでてくる彼女は、我がこころのなかに存在するマルチのイメージに
非常に近しい存在でした。そういう意味でも非常に思い入れ深く作品世界に浸らせて
いただきました。
 民宿でマルチと浩之を歓待してくれる年老いた二人、ひょっとしたら彼らもまた、子供
たちがいたあの世界についてなんらかのかかわりがあり思い出があるのかも知れない…、
そういう余韻を持つ部分、想像できる部分も含め、ラストの文章を読みながら、ちょっと
ほろ苦さを含んだ、でも とても優しい気持ちになっちゃいました。
本当に良い話だったと思います。

このような楽しめる作品ををお贈りいただいたことに改めて感謝したします。
本当にありがとうございました。
そしてこれからもいろんな場面でお世話になると思いますけど、ま、ひとつヨロシクっ!


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