ディスク

フロッピーディスクやMOディスクのような記憶媒体をまとめてメディアといいます。 このページでは、各種メディアを使ってデータを受け渡す際の注意点を述べます。

メディアで渡すために

パソコンのデータを他人に渡すとき、

  1. メディアの種類は何を使うか。 〈例〉フロッピーディスク、MO ディスク
  2. メディアのフォーマット形式は何か。
  3. 作成したアプリケーション (ソフトウェア) は何か。 (=データの形式)
などが重要です。このページでは、(1.)メディアの種類と(2.)フォーマット形式について説明します。
あるいは、メディアを使う前に、Eメールで済まないか検討するのも1つの方法です。 Eメールだとフォーマット形式を気にする必要がなく、一番簡単な方法だからです。

メディアの種類

下記のような多様なメディアに対応しています。ただし、フォーマットによっては一部対応できないことがあります。

3.5 インチフロッピーディスク
  • 2HD ディスク (1.4 MB)
  • 2DD ディスク (720 KB)
MO ディスク
  • 128 MB
  • 230 MB
  • 540 MB
  • 640 MB
  • 1.3 GB
CD-R、CD-RW
  • 650 MB
  • 700 MB
DVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RW
  • 4.7 GB
  • 9.4 GB
DVD-RAM
  • 4.7 GB
USB フラッシュメモリ
  • 各種

フォーマット形式

パソコンで使うために「フォーマット」という作業が必要 (フォーマット済みのディスクも販売されています) ですが、 どのパソコンでフォーマットしたかによって、そのメディアを使用できるパソコンが限られてしまいます。

FAT (ファット)
標準の Windows フォーマット。
NTFS (エヌ・ティ・エフ・エス)
Windows NT 系のフォーマット。Windows 98 や Me では読み書きできませんが、2000 や XP では事実上標準です。
HFS (エイチ・エフ・エス)
Mac 標準フォーマット。名前は標準と付いていますが、今となっては過去のフォーマットなので、使わない方が無難です。
HFS+ (エイチ・エフ・エス・プラス)
Mac 拡張フォーマット。Mac OS の事実上の標準フォーマットです。
ISO9660 フォーマット
CD-ROM 専用のフォーマット。

Mac 同士でやりとりするときには、HFS+ にするのがいいでしょう。

よくわからない場合、FAT にしておけば Mac OS でも Windows でも扱えるので、1つの方法ではあります。 そのかわり、FAT では Mac OS 特有の情報はサポートされていないので、万一に備え拡張子等は必ずつけましょう。

【※Mac OS 特有の情報】
リソースフォークやデスクトップファイルのこと。
これがないと、どのアプリケーションで作られたか、どんなファイル形式かがわからなくなり、ダブルクリックで開けなくなることがある。 Photoshop のサムネールアイコンはリソース。また、ウインドウの位置・大きさ、アイコンの位置・並びを覚えているのもデスクトップファイル。

なお、2HD フロッピーの場合だけは注意が必要です。NEC 98 とその互換機で使われた 1.2MB フォーマットは弊社では扱うことができません。 DOS/V 1.4MB フォーマットを使用するようお願いします。

また、Eメールが使えるのであれば、メディアを介さずコンピュータ同士で直接送受信するので、メディアもフォーマット形式も一切気にしなくてすみます。

データの形式

Mac OS なら「デスクトップ」、 Windows なら「マイ コンピュータ」の中の対応するドライブにマウントされれば、 そのメディアは使用することができます。しかし、メディアが使えるから大丈夫、というわけではありません。

基本的に、アプリケーションで作成したデータは、そのアプリケーションがないとどうすることもできません。 詳しくはデータについてをご覧ください。