|
満岡内科消化器科医院 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本人の主な死因は、心臓病、癌、脳卒中、肺炎などです。どんな死に方をするかはわかりませんが、病院で無駄な延命治療を受けたくなければ、元気なうちにそのような意志表示をしっかり、しておくことが必要です。しばしば、回復の見込みのない患者さんに点滴や人工呼吸器により、延命治療を行うことが医療の現場では見られます。1分1秒でも長く生かして欲しいと家族の方から云われると主治医はなかなか断ることができません。こういうとき、本人は意識がない場合が多く、自分のことなのに意志決定ができないと云う状況になります。そういう場合、御本人が尊厳死の宣言書(リヴィング・ウィル)を日本尊厳死協会に登録しておけば、無駄な延命治療を避けることができます。無駄な延命治療は拒否するかわりに苦しみは最大限取り除く尊厳死は日本医師会でも認めています。安楽死と尊厳死は全く別なことです。 日本尊厳死協会の資料請求先は下記の通り 〒113-0033 東京都文京区本郷2-29-1 渡辺ビル201 電話 03-3818-6563 FAX 03-3818-6562 * 当院にも入会申し込み書は置いてあります。 尊厳死の宣言書(リビング・ウィル Living Will)とは以下のような書式のものです。 尊厳死の宣言書(リビング・ウィル Living Will) 私は、私の傷病が不治であり、且つ死が迫っている場合に備えて、私の家族、縁者ならびに私の医療に携わっている方々に次の要望を宣言いたします。 この宣言書は、私の精神が健全な状態にある時に書いたものであります。 従って私の精神が健全な状態にある時に私自身が破棄するか、叉は撤回する旨の文書を作成しない限り有効であります。 @私の傷病が、現在の医学では不治の状態であり、既に死期が迫っていると診断された場合には徒に死期を引き延ばすための延命治療は一切お断りいたします。 A但しこの場合、私の苦痛を和らげる処置は最大限に実施して下さい。そのため、たとえば麻薬などの副作用で死ぬ時期が早まったとしても、一向にかまいません。 B私が数カ月以上に渉って、いわゆる植物状態に陥った時は、一切の生命維持装置をとりやめてください。 以上、私の宣言による要望を忠実に果たしてくださった方々に深く感謝を申し上げるとともに、その方々が私の要望に従って下さった行為一切の責任は私自身にあることを明記します。 |